近頃、巷でよく耳にする「ピーナッツ親子」。ひとつの殻のなかで並ぶピーナッツのように仲のいい親子(母と娘)のことをいうようですが、その実態はどうなっているのでしょうか。
●「友達親子」のつもりが依存関係に!? (マリコさん・27歳)
娘と洋服を貸し合う、スタイルのいい若い母。はじめは仲のいい2人だった。買い物する店も美容室も一緒。若くて綺麗な母が自慢だったという。しかし、マリコさんに彼氏ができてデートに出かけるようになると、母親が嫉妬。なんとデートに付いてきたがったり、家に遊びに来た彼氏に色目を使ったりするようになったという。
「こないだ家に彼を連れてきたとき、母が私のワンピースを着て待っていたんです。彼に向かって、マリちゃんより似合うでしょ、って回って見せたりして…。恥ずかしかったです」
お父さんに相談してみたら?
「外では知らないけど、父は家では空気なので(笑)。頼りにならなくて。会話もないし、母と出かけることもほとんどないし。母の寂しい気持ちはよく理解できるので邪険にできなくて。今度3人でハワイに行くことになってしまいました…」
3人でハワイ!? それはなんとも微妙です…。
「母は今、私の隣にしか居場所がないんだと思います。綺麗だ、若い、スタイルいいね、と褒められるうちに、そんな自分にしてくれる私(娘)に依存してしまったんでしょう。最近真剣にこのままじゃいけないと考えるようになりました」
●「親離れ・子離れって何? する必要を感じません」(メグミさん・32歳)
上に兄を2人持つ、末っ子長女のメグミさん。それはもう大事にされて育った。家ではほとんど叱られた経験がないという。「家では姫状態でしたね。それは結婚した今も変わりません。」とメグミさん。
「実家から歩いて十五分のところに新居を借りました。なので、ほぼ毎日実家に居て、ご飯もお風呂も実家で済ませています。母が用意してくれるんで」
旦那様のご飯はどうしてるの?
「母が持たせてくれてます。お義姉さんが作ってくれてることもあるみたい」
ってことは、ご実家にはお兄さん家族が同居されてるとか?
「ハイ。お義姉さんにはあんまり好かれてないような気がします。また来たの?って態度に出てるし。でも、母は私が心配で仕方ないみたいで顔を見せないと電話がかかってくるの(笑)。兄と父も歓迎してくれてます」
メグミさんのご主人は何も言わない?
「メグミの手料理が食べてみたいって言われて。少しずつお料理頑張ってみようかな、と思っているところです。お母さんに教えてもらわなくちゃ。あと、お母さんに何でも話し過ぎだと怒られました。自分で考えて自分の判断で行動してほしいみたいです」
実家のお父さんの様子は?
「実はあまり家にいません。昔から好きな人がいるみたいで、その人の家に行ってるんだと思うけど、母も兄たちも誰もその話をしようとしないの。私もあんまり興味ないし、まあいっかって。別にいなくても困らない。実家では母と私が姫なので」
なるほど。マリコさんの場合もメグミさんの場合も、「父」という存在が希薄なところが共通点のようです。自分の旦那に依存していた妻が、旦那の不在によって依存先を失くし、娘へとターゲットを替えただけ、という図式でしょうか。
もしピーナッツ親子たちに悲劇が訪れる日が来るとすれば、それは父親の責任が重大なような気がします。私たちが娘や母を不幸にしないためには、自分の足でしっかりと立ったうえで、自分自身を幸せにできる度量を持つことが大切なのではないでしょうか。(オフィスエムツー/逸見チエコ)
【記事提供元】独女通信 http://news.livedoor.com/category/vender/90/
●「友達親子」のつもりが依存関係に!? (マリコさん・27歳)
娘と洋服を貸し合う、スタイルのいい若い母。はじめは仲のいい2人だった。買い物する店も美容室も一緒。若くて綺麗な母が自慢だったという。しかし、マリコさんに彼氏ができてデートに出かけるようになると、母親が嫉妬。なんとデートに付いてきたがったり、家に遊びに来た彼氏に色目を使ったりするようになったという。
「こないだ家に彼を連れてきたとき、母が私のワンピースを着て待っていたんです。彼に向かって、マリちゃんより似合うでしょ、って回って見せたりして…。恥ずかしかったです」
お父さんに相談してみたら?
「外では知らないけど、父は家では空気なので(笑)。頼りにならなくて。会話もないし、母と出かけることもほとんどないし。母の寂しい気持ちはよく理解できるので邪険にできなくて。今度3人でハワイに行くことになってしまいました…」
3人でハワイ!? それはなんとも微妙です…。
「母は今、私の隣にしか居場所がないんだと思います。綺麗だ、若い、スタイルいいね、と褒められるうちに、そんな自分にしてくれる私(娘)に依存してしまったんでしょう。最近真剣にこのままじゃいけないと考えるようになりました」
●「親離れ・子離れって何? する必要を感じません」(メグミさん・32歳)
上に兄を2人持つ、末っ子長女のメグミさん。それはもう大事にされて育った。家ではほとんど叱られた経験がないという。「家では姫状態でしたね。それは結婚した今も変わりません。」とメグミさん。
「実家から歩いて十五分のところに新居を借りました。なので、ほぼ毎日実家に居て、ご飯もお風呂も実家で済ませています。母が用意してくれるんで」
旦那様のご飯はどうしてるの?
「母が持たせてくれてます。お義姉さんが作ってくれてることもあるみたい」
ってことは、ご実家にはお兄さん家族が同居されてるとか?
「ハイ。お義姉さんにはあんまり好かれてないような気がします。また来たの?って態度に出てるし。でも、母は私が心配で仕方ないみたいで顔を見せないと電話がかかってくるの(笑)。兄と父も歓迎してくれてます」
メグミさんのご主人は何も言わない?
「メグミの手料理が食べてみたいって言われて。少しずつお料理頑張ってみようかな、と思っているところです。お母さんに教えてもらわなくちゃ。あと、お母さんに何でも話し過ぎだと怒られました。自分で考えて自分の判断で行動してほしいみたいです」
実家のお父さんの様子は?
「実はあまり家にいません。昔から好きな人がいるみたいで、その人の家に行ってるんだと思うけど、母も兄たちも誰もその話をしようとしないの。私もあんまり興味ないし、まあいっかって。別にいなくても困らない。実家では母と私が姫なので」
なるほど。マリコさんの場合もメグミさんの場合も、「父」という存在が希薄なところが共通点のようです。自分の旦那に依存していた妻が、旦那の不在によって依存先を失くし、娘へとターゲットを替えただけ、という図式でしょうか。
もしピーナッツ親子たちに悲劇が訪れる日が来るとすれば、それは父親の責任が重大なような気がします。私たちが娘や母を不幸にしないためには、自分の足でしっかりと立ったうえで、自分自身を幸せにできる度量を持つことが大切なのではないでしょうか。(オフィスエムツー/逸見チエコ)
【記事提供元】独女通信 http://news.livedoor.com/category/vender/90/